研究も期末レポートも置き去りにして脱仙する【後編】
後編!
前編はこちら~
三日目
特急大雪に乗車
日付は7/19(月)でございます。
まずはホテルの朝バイキングから。
料理のジャンルの分散。。
この日は2限の時間にオンラインでの講義があったため、駅イオンの中のスタバで受講してから行動開始。
特に目的はないのですが、せっかくフリーパス圏内なので特急大雪で終点の網走駅に行ってみることにします。
石北本線はなんだかんだ初乗車です。
特急で乗車時間が4時間弱、運賃が片道約8000円のロング路線なので北海道の広さを改めて感じることが出来ます。
途中の遠軽駅では北海道で唯一?らしいスイッチバックを行って、網走駅に着きました。
50分後の反対方向の特急で引き返すので、周辺を散策。
網走でちょい有名な宿の民宿ランプさんに行ってみます。
駅を出て西に向かうと、宿への道中には警報機も遮断機もない第4種遮断機があります。
踏切手前の圧倒的デンジャラス感。
実際に踏切を渡ってみると、列車が来ていないのは目で確認していながらも、なんだか不安な気持ちに駆られました。警報機、遮断機の存在の大切さを改めて感じます。
踏切を抜けて少し歩くと、目的の民宿ランプに到着。
機会があれば宿泊してランプパンを食べてみたいところ。
監獄に行くのと、砕氷船に乗って流氷を間近で見てみたいので、網走は要再訪です。
セコマでガラナを購入し、今度は反対方向の特急オホーツクに乗り込んで脱獄です。
はじめての北見
18時過ぎに途中の北見駅で下車。今日はここで泊まります。
北見市は道内で人口トップ10に入るくらいのまあまあ大きな都市ですが、北海道旅で訪れている人はあんまりいない?印象です。
今回北見に泊まることにしたのは、「北見で羽伸ばしキャンペーン2021」という宿泊助成キャンペーンをたまたま見つけたためです。
このキャンペーンを利用して、約4000円で朝食付きシングルルーム&夕食券2000円分という破格設定での宿泊が出来ました。
現在はコロナの拡大に伴ってキャンペーンは中止しているようですが、もし再開したら利用してみてはどうでしょうか。
北見はカーリングの盛んな都市で、平昌五輪でカーリング女子「LS北見」が銅メダルを獲得したことも記憶に新しいですね。
さて夕食券をいただいたので早速夕食を食べに行くことにします。
ハイパーひとり焼肉
北見は焼き肉の街としても有名で、中心街には焼き肉屋がひしめき合っています。
特にホルモンが美味しいらしく、これは食べずにはいられない。
「狸小路」の文字を見てここは札幌か?と一瞬錯乱させられました。この路地を進んだところにある焼き肉屋さんにいざ入店。
店内にはお客さんは1組だけで、私はカウンターに着席。
とりあえずサッポロクラシックとお通しの豚足を嗜みつつ、お肉を待ちます。
オーダーは、定番の盛り合わせと自家製ベーコン。
盛り合わせは、ホルモンをメインに9種類のお肉が鎮座。ホルモン無知勢なのでどれがどこの部位なのかさっぱりですが、うまいのでヨシ!
自家製ベーコンは、カウンター目の前にある燻製機で毎日燻製したものを提供しているようで、香りが良くジューシー。
一通り食べた後に追加発注。
牛サガリと肉寿司。
牛サガリは見た目は普通の赤身肉のようですが、横隔膜付近の部位で一応内臓系に分類されています。なのでしっかり焼きましょう。
北見では割と定番らしく、私自身もとても気に入りました。
肉寿司は2貫980円と高級ながら奮発。
おいしかったけど、肉はやっぱ焼いた方が美味い派ですね。
焼き肉で満足してこの後はホテルでゴロゴロして寝ました。
四日目
道の駅おんねゆ温泉へ
この日も朝バイキングからスタート。
この日はまずバスで道の駅おんねゆ温泉へ向かうことにしました。
といっても温泉に浸かりに行くのではなく、その近くにある北の大地の水族館と北きつね牧場を訪問します。
北見駅から北見バスに乗車。乗客はまばらです。
途中の留辺蘂(るべしべ)駅に着くころにはその数少ない仲間たちも全員いなくなってしまいましたが、代わりに同業者っぽいソロ旅人が乗車。
結局終点までの道中はその人と二人っきりでした。
水族館【定期】
バスを降りてまず向かったのが北の大地の水族館。
こちらの水族館は淡水魚を専門で展示しており、規模感は小さいながらも人気の水族館です。
入館してまずコロナ関連のための個人情報記入スペースに移りますが、その前の壁はこう。
スタッフ紹介の掲示物の右下に館長が出てくるボタンがあります。
twitterでも流れたりしているので、知っている人もいるかと思います。
押せば館長が出てきます。
これが影響してか、北の大地の水族館とgoogleに打ち込むと予測変換の二番目のワードは館長です。
ちなみにこの日の館長のtwitterをチェックしたところ、ちょうどワクチンを打った日だったらしく、館長を呼び出すのはやめました。まあ元々そんな勇気ないですが。
入ってすぐのところにあるのがここの名物の一つの滝つぼ水槽。水槽の中に滝を作り、激流の中を泳ぐ魚の姿を下から見ることができます。
また、別の名物として幻の魚イトウも飼育されています。
どう森でも釣れるので存在自体はそこそこ認知されているでしょうか(私はおい森どまりなのであつ森にいるかは知らん)。
北海道にしか生息していない日本最大の淡水魚ですが、ここにはかなりの数が飼育されていてびっくりしました。
そしてこういうローカル水族館の楽しみといえばやはり魚の紹介のための掲示物です。
ここはかなりひとつひとつの掲示物の質が高く、魚たちの知識も自然と入ってくる感じでとても楽しめました。
今年5月には鳥羽水族館に行きましたが、やはり個人的にはこういうコンパクトな水族館の方が好みだなあと感じました。
癒しのキタキツネ
水族館を満喫したあとは、川を挟んで向こう側にある北きつね牧場にお邪魔しました。
全体的に色褪せすぎでは…?という感じですがちゃんと営業中。
狂気。
さて入場料を支払い中へ。
キタキツネは「North fox」ちゃうんか?
Wikiで調べた結果どうやらキタキツネはアカギツネの亜種らしい。
思っていたよりうじゃうじゃキツネたちが。
人にも慣れているようで撮影したくらいでは全く動じず、みんなボケーッとしています。
さりげなくタヌキもいます。
人が歩く用の道にすら転がっています。無防備すぎる。
こんな感じでただキツネたちがのほほんとしているだけなのですが、不思議といくらでもいられちゃうような空間でした。ただ帰りのバスの時間なので無念の離脱。
羊と麦
北見駅から特急大雪で旭川駅、そこから特急ライラックに乗り換えて一気に札幌まで大移動。気が付けばもう日が傾いてきました。
カプセルホテルにチェックインしてまず、併設のサウナへ。
余談ですがこの一年くらいで私氏すっかりサウナーになってしまいました。いつもは一人で黙々と整っていますが、コロナが落ち着いたらサウナ仲間を見つけたいです(絶賛募集中)。
汗を流したところで、北海道旅で恒例のジンギスカンへ。
特に何も調べずフィーリングで入店。
店内は常連さんが二組のみ。少しお邪魔かなあ、と思いましたが女将さんが親切な方でとても心地よく食事を楽しめました。
ジンギスカン+ビールは言わずもがな神。
普段お酒を飲まない私ですが、北海道で嗜むこのセットだけはやめられません。
このあとは北海道内に蔓延るラーメン屋、山岡家で〆。
ブログを書きながらセルフ飯テロを喰らっています。つらい。
さてここまで来れば今回の北海道旅はほとんど終了です。
充足感と寂寥感をともに抱きつつ就寝。
最終日
新千歳空港はいいぞ
最終日も(以下略
チェックアウト時間まで無限ゴロゴロののち、快速エアポートで札幌を離脱。新千歳空港に戻ってまいりました。
予約のフライトは夕方ですが、新千歳空港は住めるレベルで充実の設備が備わっているのでノー問題。
ターミナルビル4階の新千歳空港温泉にやってきました。
そうです。サウナに行くのです。
ここのサ室は80℃台と低めな設定で、上段で長めに座っていないと整いづらいなあという印象でした。悪くなかったですが、仙台のいつものサウナが安定やな、と感じました(需要無しサウナレビュー)。
チキンカツ定食(カツ2枚米パン盛り)で腹を満たし、渇いた喉にサッポロクラシックを流し込む。そうそう、こういうのでいいんだよ。
ターミナルビルの同フロアには映画館にゲーセンもあります。仙台空港さんもここまでとは言いませんがもう少し時間を潰せる施設を増やしてほしいです。
このあと桃で仙台に飛び立ち、旅は終了。お疲れ様でした。
まとめ
行きの飛行機が遅れるトラブルはありながら、目的をすべて達成できたので満足満足。
研究も期末レポートも置き去りにして脱仙する【前編】
富良野のラベンダー畑、見たくね?
という思い付きから今回の旅が計画されました。
どうやら7月中旬~下旬が見ごろらしい、ということで期末で色々タスクがある中おでかけ強行してきました。レポート類は何とかなりましたが研究の進捗はガチ皆無です。
※タイトル変更しました(池沼露呈)
一日目
仙台を離陸(出オチ)
日時は7/17(土)am10:00でございます。
仙台駅ナカのドトールで朝食を済ませ、非常に優雅なスタートとなります。旅程は今日から5日間です。
仙台11:50発のpeachで新千歳空港に飛ぶので、まずは仙台空港へ向かいます。
仙台空港に到着し、搭乗手続きを終わらせてふと電光掲示板を見てみると、私の搭乗予定の便が、使用機到着遅れの影響で遅延している模様。
館内アナウンスに耳を傾けてみると、「1時間ほどの遅れ」的なことが聞こえてくる。ふーんなるほどね(震)
私史上最速で旅程が崩される展開となり、非常に先行き不安なスタートです。
ちなみに大学入学後、北海道旅行の敢行はこれで4回目となりますが、いまだに旅程が崩れなかったことがありません。北海道の旅は一筋縄ではいかない運命にあるのかもしれない。。
(これまで)
3回目:釧路駅発の列車がすべて運転見合わせで完全孤立
くよくよしていても飛行機は飛ばないので、仙台空港内にお店を構えるだし廊GoLDさんでラーメンをすすることにします。だし廊は仙台住みの方なら割と知っているであろう人気のお店で、ぼくもたまに本店にすすりに行っています。
ここのお店の注文方式は、セルフで好きなだしと麺を選び、レジへ持って行くという珍しい方式でした。
かなりバリエーション豊かで悩みましたが、無難に美味しいであろうアジだし(塩)に細麺、追加トッピング海苔でオーダーしました。
だし廊安定の完飲完食をキメて、飛行機の出発を待ちます。
宮城-北海道のラーメンはしご
結局飛行機の離陸は予定から100分ほど遅れまして、新千歳空港の到着は15時前後。このあと帯広へ向かいますが次の特急に乗るのにもまだ1時間以上の余裕があります。
ですが新千歳空港様はチンケな仙台空港とは違い、施設が非常に充実しており退屈することがありません。(後編で触れます)
そんな新千歳空港でとりあえず何しようかなあと考えた結果、ラーメンを食べることにしました(?)
ターミナルビル3階の北海道ラーメン道場にやってきました。
北海道のラーメン店が一堂に会するこのエリアですが、15時過ぎというアイドルタイムに関わらず繁盛していたのがえびそば一幻さん。ラーメン好きなら知っているであろう、えびみそラーメンが人気のお店さんです。
これは食べるしかないだろうということで迷わず列に並びまして、程なくして着席。もちろんえびみそラーメンをいただくのですが、その中でも、えびの風味が強いストレートスープを使用した「そのまま」と、とんこつスープをブレンドした「あじわい」の2種類が選べます。
初めてはとにかく海老!感を味わいたかったので「そのまま」をオーダー。
おいしかったです!(食リポ力不足)
念願のウマ娘♂観戦
腹を再び満たし、空港内を散策したのち、ようやく道内を移動開始です。ちなみに今回も安定のひがし北海道フリーパスを利用して快適に特急で動き回ります。
南千歳駅から特急とかちに乗車し、昨年3月以来の帯広駅に到着です。ここで前回コロナの影響で訪問が叶わなかった帯広競馬場に向かいます。
競馬といってもここで行われているのは普通の競馬でなくばんえい競馬です。予定より到着は遅れてしまいましたが、残り4レースほど残っていたのでよかった。
さてばんえい競馬とは何ぞやという話ですが、ぼくがこれを知るきっかけとなったのが漫画「銀の匙」です。北海道の農業高校を舞台にしたストーリーの中でこのばんえい競馬が登場しており、一度生で見てみてえ~と思っていました。
その内容をざっくり説明すると、馬がクッソ重いそりを引きずりながら、途中二つの坂があるコースを駆け抜ける競争です。ゆえにこのばんえい競馬の最大の魅力は、馬が走っている横を並走しながら応援できるところにあります。
出走馬が1~10番のゲートにスタンバイ。写真手前には一つ目の障害である坂(小)があります。
ぬるっとスタートが切られますが少しすると…
大量の砂煙とともに馬たちが一斉に一つ目の障害を乗り越えてきました。 この時点で迫力、パネエ~~~という感じです。
ここからコースはしばらく平地となり、
ギャラリーたちは並走を始めます。周りからは「〇番がんばれー!」「〇番いけーー!!」と声が飛び交いはじめ、ボルテージも上昇。そしていよいよ二つ目の障害である坂(大)が近づいてきます。
二つ目の障害はかなりの力が必要なため、馬たちは一度障害の前で立ち止まって一気に行くタイミングをうかがいます。普通の競馬なら出走馬が止まるなんてまずありえない光景です。
そして一気に…
駆け抜ける!
ここまでくれば残りはウイニングラン、と言いたいところですが、ばんえい競馬は後ろのそりまでゴールラインを超えないとゴールとはならないので油断は禁物。馬によってはこの最後の平地が全然進めなくなってしまうこともありました。
こんな感じで最初のレースは並走して観戦しましたが、かなり面白いです。また、ギャラリーに女性や子供なども多く、観光目当てでも来やすい環境だと感じたので、みなさんも北海道に来た際にはぜひ来てみてください。
ということで次レースからは実際にレースの着順を予想してみました。サッポロビール片手に情報収集。
人生初馬券で3連単1000円というゴミカスムーブで挑みました。結果は…
ビギナーズラックならず。5着以内に選んだ3頭が入っているので悪くはなかった、けど当たらなきゃ意味はない()
このあとも夜ご飯を挟みながら最終レースまで楽しみました。
巷ではウマ娘が大ブームなので、ばんえい競馬も筋骨隆々なウマ娘♂として知名度が上がればいいなあ。
二日目
根室本線代行バスに乗車
北海道二日目。
今日はこの度のメインである富良野のラベンダー畑を訪問します。
雲一つないこの日の帯広駅前は、朝6:30時点で気温が27℃。この日は一日中とにかく暑くて「北海道とは…?」状態になっていました。。
根室本線代行バスの始発である新得駅へ向かう特急車両と普通車両がお出迎えしてくれました。代行バス自体は普通列車と乗り換え時間の接続が良いように設定されていますが、特急の方が快適なのでそちらを選択。
発車時刻表はバスの絵が描かれている凝った仕様です。
バスは1日4本のみの運行で、朝一を逃すと14時まで来ないという鬼畜設計なのでスケジュールをしっかりと組むことが必要です。
駅前にはやじろべえをモチーフにしたモニュメントがありました。というのも新得町は「北海道の重心」という属性を持ち合わせているのだそう。だから何なんだよという感じですが(辛辣)
さて時間は空いていますが、徒歩圏内にセコマがあることはリサーチ済みだったため、朝食とドリンクを調達してきました。
ご飯を駅で食べていると代行バスがやって来ました。
想像よりも立派なヤツが現れました。さ〇ら交通の高速バスみたいな佇まいで、トランクに荷物を積み込んでもらうこともできます。
特急で新得駅に降りたのは私ともうひとりだけでしたが、後続の普通列車からそれなりに人が来まして、10人ほどの乗客を乗せてバスは出発。
途中で停車するのはサホロリゾート前、落合駅、幾寅駅の3か所です。
幾寅駅は、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地としても有名な無人駅です。
しかし写真のように駅舎に掲げられている駅名は「幌舞駅」。というのも、当時のロケで使用された架空の「幌舞駅」の駅舎が現在でもそのまま残されているのです。写真には収められませんでしたが、横の方には小さくJRのロゴとともに「幾寅駅」と書かれており、こちらが正式な駅名です。初見ではなかなかややこしいですね。
そんなこんなで1時間少々でバスは東鹿越駅に到着。
一両だけの列車がポツンと出迎えてくれました。
こいつに40分ほど乗車すると、終点の富良野駅に到着です。
富良野駅に到着。
このあとの列車までは2時間弱とそれなりに時間があるので、周辺を散策します。
富良野駅周辺を散策
さて朝の新得駅前では「北海道の重心地」を回収しましたが、どうやら富良野駅から徒歩で「北海道の中心地」を回収できるスポットがあるらしいということを調べ上げたので、まずそちらに向かいました。
10分少々歩いて富良野市立富良野小学校に到着。学校の敷地内にモニュメントがあるらしく、花壇の整備をしているおじさんを発見し、立ち入り許可をいただきました。
これにより、累計で北海道の最北端と最東端、重心、そして中心を制覇したことになりました。特に訪問して何があるわけでもないですが、こういう場所に旅好きは惹かれるものです。
小学校から移動して、今度は富良野マルシェにやって来ました。
こちらには地元の特産品やお土産などが集まっているのでふらっと立ち寄るのにはちょうどいいスポットです。
暑い、休憩したい、暑い、休憩したい、の脳内無限ループ思考を断ち切るためにカフェスペースに入室。冷房キモチエエ~。
ハスカップスムージーとベーカリーのパンを購入し、英気を養いました。
富良野・美瑛ノロッコ号に乗車
少し早めに駅に戻り、列車の入線を待ちます。次に乗るのは富良野・美瑛ノロッコ号です。
富良野線は北海道の中でも特に観光路線としてそこそこの需要がありますが(なお余裕の赤字)(なお富良野新得間)、この路線を観光客で特に賑わう夏の時期限定で走るのがこの富良野・美瑛ノロッコ号です。
ノロッコというのはトロッコとノロノロを組み合わせた造語で、つまりは富良野線沿線のいい風景をのんびり見ながら走るトロッコ列車、みたいな感じです。
車内はこんな感じ。
ボックス席とカウンター席が設けられており、窓はものを落とさない程度の柵があるくらいのかなりオープンな仕様。
カウンター席に着席して出発を待っていましたが、出発の頃にはほとんど席が埋まるくらいには乗客がいました。コロナ禍じゃなかったら乗車率すごそう(こなみ)。
列車が走り出すと、私の持っている体の熱をふっ飛ばさんとばかりに風が吹き込んできてとても気持ち良い。
少しすると車掌さん?が記念乗車券を配布しに来てくれました。
こういうのは集めてるとキリがないので普段は買わないのですが、記念としてありがたく受け取らせていただきました。
20分ほど乗車して、到着したのがラベンダー畑駅です。
名前からして自明ですが、ラベンダー畑に行くための駅です。
そしてこちらは、富良野・美瑛ノロッコ号運行時のみ利用される臨時駅です。なので、このように駅のホームも簡易的な作りになっています。
駅メモでラベンダー畑駅にチェックインできましたが、期間外でも近い位置情報だったらチェックインできるのかな…(にわか)
ファーム富田を訪問
乗客も8割方ここで下車しまして、みんなが歩いて向かっていったのがファーム富田さん。北海道の観光地はだいたい鉄道だけで訪問するのは困難なので、こういう存在は鉄道旅派にとってはありがたいです。
この日は日曜日ということで車も行列をつくるほどの盛況ぶりでした。
園内に入ると、カラフルなお花畑と紫一色のラベンダー畑とたくさんの男女二人組が出迎えてくれました。
写真のセンスについてはご愛嬌、という感じですがとてもいいところでした。これで入園料無料とか強すぎません?
せっかくなのでラベンダーを背景に一枚撮りました。
不慣れなので目線が変&死んでる。旅行つまらんのか?こいつ。
このあと、次の列車までの空き時間で昼食と甘味を堪能しました。富良野メロンはマジでうまい(マジ)。
美瑛をチャリで巡る
再びやってきたノロッコ号で次は美瑛に行きます。
この時点で
・美馬牛駅で降りて四季彩の丘に行く
・美瑛駅でレンタサイクル
のどっちにしようか悩んでいたのですが、花畑はもういっかあ&歩くの疲れたということで後者のムーブに決定しました。
美瑛駅で降り、すぐ近くのレンタサイクルのお店で自転車を借ります。
ここでは1h/200円の普通自転車と1h/600円の電動自転車の2択に迫られることになりますが、大学の新歓期にサイクリング部の仮入部で山道を登ったところ、疲れて一人だけ途中リタイアしたことでおなじみの私ですので、迷わず電動を選択。
お店の方からはアナログな地図で2hで回れるルートの説明をしていただきました。せっかくなので、スマホ禁止でこの地図だけを頼りにサイクリングを楽しみました。
北海道を自転車で走るのは初めてでしたが、とても爽快感があってよきでした。今回は行けませんでしたが、白金の青い池もいずれ自転車で行ってみたい。
旭川で宿泊
美瑛サイクリングを堪能したので、旭川に移動し宿にチェックイン。
この日は旭川のスーパーホテルを予約していまして、かなり汗をかいたので真っ先に大浴場へ。
その後は旭川ラーメンを食べに行き、最後にセコマに立ち寄って終了。
ここまでの二日間で今回の旅の目的はそれなりに果たせたので、もうすでに満足です(はやい)。しかしフリー切符がまだ三日分残っているので、もうしばらく北海道に滞在します。
残り三日については後編で。
GW東海地方お出かけ記
ぼく「1年以上ぶりにAqoursに会えるのかー楽しみだなあ」
スマホ「You've got mail!」
ぼく「ん、なんだろう」
ぼく「ミ°(憤死)」
まえがき
コロナの流行からはや1年です。
久しぶりに開いたぼくのブログの最終更新はラフェスまとめか。あれは楽しかったな。うん。
最近はみなさんも人と直接会ったり話したりする機会が減っていることでしょう。
ぼくが思うにこれからはおひとり様の時代です。
ひとりで楽しめるスキルを持ち合わせる事が、これからの未来に適したスタイルとなるのかもしれません。
どうやら数年前からひとりでさまざまなおでかけをしてきた僕には先見の明があったようです。(ただのぼっち)
とはいえ、ぼくもずっと家にひとりでいると流石に気が滅入ることもありました。
人との関わりを全く感じない日々が続くと、自分の存在意義が虚空の彼方に消えていきます。
まあつまり、コロナを通して分かったことは、友達は必要だということです。当たり前のこと言ってるなこいつ。
てなわけでこの記事は、ライブが中止になって急にGWにぽっかり予定が空いた投稿主による適当旅の記録です。
いくぞ三重
日付は5/2(日)
PASMOをピッとするだけで乗れるの便利だ。
東京駅に着いたのが10時ごろ。
さて今回の旅は、まだ降り立ったことが無い三重県を目的地とすることにしました。なのでここからとにかく西へ。
東海道本線で熱海駅まで進み、ここで休日乗り放題きっぷを購入します。
これは静岡メインに乗り放題のきっぷです。(雑)
こいつで行ける最西端の豊橋駅をこの日の最終目的地として、ちょこちょこ寄り道していきます。
まずは沼津駅で下車。
大学に入ってから7回目くらいの訪問。アホなのかな?
やば珈琲のナポリタンで軽めのランチ。何回来てもおいしい。
俺ガイル14.5巻を移動中にサクッと読み終えてしまったので、マルサン書店で適当に本を見繕って電車へ。
ゆるキャン△聖地訪問
ここではゆるキャン△2期で登場した聖地の端くれに訪問してみたいと思います。
西富士宮駅にて下車。そこそこ乗客がいましたが降りたのはぼくだけ。
なでしこ同様歩いてやってきたのは富士山本宮 浅間神社です。
この日の富士山は少し恥ずかしがり屋さんでした。
写真はいろいろ取りましたが全部乗せると多いので割愛。
どうやらこの日はここで結婚式をしていたようなので、旅の安全と新郎新婦の幸せを願っておきました。
さて次はさくらさんのオススメのお店に向かいます。
30分弱ほど歩いて到着したのがお好み食堂 伊東さんです。
アニメでは店名が少しもじってあり「佐東」となっています。
本当はなでしこも食した五目しぐれを食したかったのですが、約3時間待ちになりそうということだったので断念。そこはアニメを再現しないでくれ…。
まあ元から人気店かつGWなのでしゃーない、てことでまた30分かけて西富士宮駅にリターン。
浜松にも寄ってこう
さて長い静岡横断も残りわずかというところですが、五目しぐれを食べ損ねた分、浜松で途中下車して何か食べることにします。
ついったでアンケート取って浜松餃子を食べに。
どこも混んでてあまり店の選択の余地が無かったですが、普通に美味しかったのでよかった。
この後最後の電車に乗って豊橋駅に到着したのが20:30頃でした。
特に何もせずビジホでおねんねして1日目はおわりです。
名古屋でやらかす(プチ)
2日目。
朝バイキングをもりもり食べて今日も電車。
今日のきっぷは青空フリーパス。結構な範囲が乗り放題のきっぷです。(鬼雑)
少し早起きして7:39の電車で名古屋駅に向かいました。ねむいなり。
今日は最終的に名古屋泊なのでここでコインロッカーに余計な荷物を置いていくことに。
しかしモタモタしていたら乗り換え電車に間に合いませんでした。うーんこの無能!
1時間ドトールで待機の刑に処されました。
ようやくやってきた快速みえに乗車。
名古屋駅から色々すっとばして鳥羽駅まで行ってくれる有能なやつです。
駅メモで停車駅だけぽちってましたが毎回かなりの距離進んでてほえーってなってました。
無難三重デビュー
伊勢市駅で下車。
初めては奇をてらわずに定番スポットを訪問しよう。ということでお伊勢参りをしてきました。
一応かるーく調べていて、外宮→内宮の順で回るのが一般的らしいです。
内宮の入口。人(主に男女2人組)がいっぱいでした。
ちょっとおかげ横丁は人の量がレベチだったので避けましたが、外宮の方で冷やしぜんざい食べて、内宮の少し外れたところで蕎麦食べました。
閑散期にぜひ再訪したい。
水族館行きがち
お伊勢参りを終えて、鳥羽に向かいました。
やってきたのは鳥羽水族館。飼育種類数が日本一らしい。
旅先に水族館があるとつい寄っていきたくなってしまうのはぼくだけでしょうか。
こいつが日本で唯一飼育されているジュゴン。ずっと草をもしゃもしゃしている可愛いやつでした。
はやく人生これになりたい。
鳥羽マルシェでお土産を購入し、快速みえで終点名古屋駅に爆速帰還。
19時ごろに名古屋駅着。
本日は駅チカの三交インで部屋食。
これにておおよそ旅の目的を完遂しました。
その後
翌日はチェックアウトぎりぎり10時までくつろいで、ひつまぶし食べたり学歴じゃんけんで遊んだりしました。
その後は定刻に名古屋フェリーふ頭にバスで移動。
おでかけオタク御用達のフェリーに乗船し、丸一日かけて仙台駅に帰るのでした。
まあまだぼく海の上なんですけどね。(5/5 am11:00現在)
最後に
春休みはなんだかんだ出かけなかったので、久しぶりのお出かけは楽しかった。
でもGWはバイトして旅費稼ぐ方が賢明だと思いました。人混みしんどい。
同世代がほとんど社会人のなかまだ学生やってる社不適(笑)なので今のうちにもっとお出かけしようと思います。
ラブライブ!フェスDay2に行ってきました
【Aqours】
1.未体験HORIZON
【虹ヶ咲】
2.TOKIMEKI Runners
MC&コーレス
3.あなたの理想のヒロイン(桜坂しずく)
4.Evergreen(エマ・ヴェルデ)
5.ダイアモンド(中須かすみ)
6.めっちゃGoing!!(宮下愛)
7.CHASE!(優木せつ菜)
8.Love U my friends
【CYaRon!】
9.近未来ハッピーエンド
10.夜空はなんでも知ってるの?
【AZALEA】
11.トリコリコPLEASE!!
まさかのトロッコスタートである。優勝確定演出。近くで見たけどやっぱアゼはトリコリコ衣装が一番いい。
12.ときめき分類学
正直この時点で次のギルキスのことを考えていた(クソ)。
【Guilty Kiss】
13.Guilty Eyes Fever
流れ的にストトラかコワレヤスキかと思っていたぼく。
イントロ「テッテッテーレー」
ぼく「!???!??!?!!!????!?」
嬉しい裏切りを受けました。結局クラップって16回じゃなかったっけ??
14.Guilty Night, Guilty Kiss
この曲のあいにゃが歌い方といい動きといい限りなくすこなのです。
【Saint Snow】
15.SELF CONTROL!!
今日も田野氏の歌声は絶好調。後先考えず全力で叫び続けてしまった。喉が死にかける。
MC&コーレス
LV会場へ流暢に英語でメッセージを送るひなひなと、苦し紛れに「謝謝」のポンコツあさみん。姉としての威厳皆無。
この二人の場の回し方、わかってるな~という感じ。恒例の関係者いじりも。
あと、毎回「鹿角聖良こと、田野アサミでーす」と他の人と言い回しが違うのは彼女なりのこだわりなのだろうか……?
16.Believe again
かっけえ。もう喉は限界ダヨ…。
μ'sのBGMがかかる
Aqoursが先だと思っていたので心の準備ができていない。会場の盛り上がりが異様すぎる。
【μ's】
17.僕らのLIVE 君とのLIFE
μ'sがメインステージに姿を現す。遠くながらも9人の姿を肉眼で捉えている。
ああ、本当にμ'sって実在していたのか…。
流石にこれは1000%来ると思ってたのでコールは問題なかった。
MC&コーレス
μ'sコーレス初体験。嬉しい。
内田彩さん可愛すぎてゲロ吐いた。
そらまるが喋りだした瞬間、矢澤にこすぎてびっくりした。
真姫ちゃんさいたまさしすせそ!
18.TVアニメスペシャルメドレー
僕らは今の中で→No brand girls→START:DASH!!→それは僕たちの奇跡→ユメノトビラ→Kira-Kira Sensation!
こうして曲名を並べてみると、ありえない豪華メドレー。ヤバい。
僕今をセンターステージで歌い終わる。そしてノーブラが始まるとキャストがトロッコに乗っているではないか。
ただでさえ興奮のあまり脳が正常に作動していないのに、さらに至近距離にやってこられたらもう無理でしかなかったです。このメドレーはほとんど記憶が遥か彼方です。
シカコの投げキッスで膝から崩れ落ちそうになったことはちゃんと覚えてるけどね。
MC
えみつん「次で最後の曲です(確定演出)」
19.Snow halation
今回で一番印象に残ったのはやっぱこれですかね。みんな結局UOめっちゃ折りますやん。
Aqoursにもスノハレ並みの絶対的な楽曲が欲しいなあ……。
【Aqours】
20.届かない星だとしても
Aqoursシップ4th以来の登場。
しかし最初に持ってくるのが届星とは意外だった。
でもμ'sの後にこれを歌ったことの真意を考えてみると実はめちゃめちゃエモかったりする。セトリ考えた人ぐう有能説。
21.WATER BLUE NEW WORLD
うぉたぶに弱い男なので震えてました。
伊波杏樹しか勝たん。
MC&コーレス
まあ見慣れたいつものやつ。いつもと比べたら尺使いすぎないようにおふざけ控えめ感はあったかも(気のせいかも)。
22.未来の僕らは知ってるよ
何回もこの曲は聞いてきてるけど、今回は
「I live I live love live days」
のフレーズがすっごい心に染みた。
ラブライブコンテンツ辞められないですわ。
23.HAPPY PARTY TRAIN
曲は好きだけどおすわソロは毎回聞いてて不安になっちゃうのよね…。
24.君のこころは輝いてるかい?
千歌梨子パートめっちゃ良かったんだが???????おじさん泣きそうでした。
最後の曲だったので喉ぶっ壊す勢いで楽しんだ。君ここはやっぱいいな。
全員集合&ラストMC
会場についに29(本当は28)人が集結。こんな光景が見られるとはAqours活動開始時には全く想像もしていませんでした。
次に、虹ヶ咲→Saint Snow→μ's→Aqoursの順番に代表者が挨拶 。
最後に全員が手をつなぎご挨拶。鈴木愛奈おじさん、シカコと手をつなげることに発狂。
あんちゃんの音頭のもと、キャスト全員からの「ありがとうございました!」を受け取る。こちらも出来る限りありがとうを声に出して伝え、拍手を送り続けました。
挨拶順にステージから退出。
Aqoursもはけたところでスクリーンに「速報」の二文字が。会場、異様な雰囲気に包まれる。
「新プロジェクト始動」
いきなりすぎて心の準備ができていない。次にどんな文字が飛び出てくるんだ…!?
「詳細は1/30発売のラ!総合誌にて」
ぼく「ゑ??????????????????????」
これを見ていた全世界の人間が腰を抜かした瞬間である。そこはここで発表の流れではないのか(半ギレ)。
程なくして公演終了の館内アナウンス。終わった。
一夜明けて
公演が3.5時間ほとんどノンストップで座って休憩する暇もなかったため、疲労で大爆睡でした。こんなに濃密なライブになるとは嬉しい誤算でした。
色々見返したい場面が多すぎるのでディレイビューイングに行きたいのですが、如何せん試験期間なので悩み中。円盤出たらどんな価格設定だろうと買ってやります。
ぼくは日常に戻ります。またいつか来るその時を待ちながら。おしまい。
北の大地放浪記【北の最果てに降臨編(最終回)】
こんにちは。
今回のシリーズを投稿し始めてもう二か月になろうとしていますが、ようやく最終回でございます。
旅行自体もだいぶ前の事となってしまったので、記憶が風化しないうちに完結させないと。。。ということで、すっかり冷え込み始めてきた自宅部屋で暖房をポチり、pcを開きました。頑張って書きましょう。
過去の記事↓
一本目
北の大地放浪記 【プロローグ、0日目編】 - れーにあの平凡なブログ
二本目
北の大地放浪記【函館たまらん編】 - れーにあの平凡なブログ
三本目
北の大地放浪記【北海道の洗礼編】 - れーにあの平凡なブログ
四本目
北の大地放浪記【食に全振り札幌編】 - れーにあの平凡なブログ
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ゴールはもうすぐ
昨夜名寄のホテルに宿泊した僕は、今日いよいよ最終目的地の稚内へと向かいます。
この日は電車の時間が早いため6時台の起床。こんなに早起きするのは久しぶりでしたが、割と目覚めは良好でした。
ホテルにて軽朝食が7時から提供されたので、パンと牛乳をいただき、早々にチェックアウト。なかなかいいお部屋だったので、もうちょっとゆっくりできたら良かったなあ。
歩いて名寄駅に戻ってきました。この日の朝は曇り空で気温は10.5℃。数日前まで半袖で暑い暑い言っていたのが嘘のような寒さです。さすが北海道。
ここで目的地の稚内の天気を調べてみると、どうやら向こうは今日一日快晴の模様。電車に乗っていればだんだんと外は晴れていきそうですね。
7:52発、宗谷本線稚内行きに乗車します。
この時間帯、旭川方面の電車が来る反対側ホームには地元の学生や社会人の人たちがそれなりにいましたが、稚内方面のこちらに乗車する人の姿はほとんど見受けられず。
ただ、車内には始発の旭川駅から乗車していると思われる人たちがちらほら。僕も旭川に一泊してこの電車に乗ることを一度考えましたが、旭川駅6:03発に乗るのは朝キッツいなあ……となり、少しでも出発の時間を遅らせるべく前日に名寄まで進んでおいたのです。
さあこれがこの旅ラストの電車です。約4時間の長丁場ですがのんびりと行きましょう。
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日本最北端の駅、到着
名寄→稚内間の駅数は32駅。北海道は何といっても地名が独特なものが多いので、停車駅の名前を見ているだけでも面白いです。この区間で知っていた名前は「音威子府」くらいでしたが、地名に「ぷ」が入っているだけでこうも印象的になるのは半濁音はすごいなあと感じました(めっちゃどうでもいい)。
時刻は12時を回り、ついに日本最北端の駅、稚内駅にまもなく到着です。仙台駅からひたすらに鈍行でついにここまできたか…!と少し感慨に浸っております。
ということで12:08、電車は予定時刻通りに終点に到着しました。
駅の改札を通過。これにてこの旅でお世話になった北海道&東日本フリーパスともおさらばです。一週間ありがとう。
さて駅構内も色々気になるのですが、とりあえず外に出て駅の写真をパシャリ。
ここまで来た達成感と綺麗な青空が相まってめちゃめちゃ気持ちいい。。。近くには海もあって開放感があります。
駅自体はガラス張りでとても清潔感がある印象でした。思っていたよりも良い意味で田舎臭さが無かったです。
さて駅の中を軽く散策。
一階にはお土産屋さんとお食事処が、そしてなんと二階には小さな映画館がありました。駅に映画館が入っているのは個人的になかなか新鮮でした。
散策も終わり、お昼時だったのでそのまま駅のお食事処に行くことに。メニューを見ていて謎に心を惹かれた焼きそばを注文しました。シンプルに美味いヤツ。
腹ごしらえも終わったので、いよいよ旅の最大の目玉に向かいましょう。
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更に北の果てへ
さて、天気も最高なことですし、お待ちかねの宗谷岬にこのまま向かいましょう。稚内駅から宗谷岬に向かう路線バスは一日7本と、思っていたよりも少ないです。繁忙期だと激混みしそうだなあ。。。
バスを待っている間に少し周辺をふらついていたのですが、ふと道路標識を見てみたら何か違和感が。
漢字、ローマ字の下に何か見慣れない文字列が。どうやらロシア語のようですね。こんな標識はおそらくこの辺りでしか見られないと思うので、つい写真を撮ってしまいました。
さて、バスがやって来ました。宗谷岬までは50分とまあまあ遠いですが、今まで電車に乗ってきた時間数と比べれば屁でもないです。
50分バスに揺られ、バス停「宗谷岬」に到着。もう例のモニュメントが脇目に見えております。そしてついに日本最北端の地に降り立ちました。
めっちゃエモいやん(語彙力)。
これだけと言っちゃえばこれだけなのですが、来る価値はあるなあと感じました。何か感動するものがあります。
思わず周りの方に写真をお願いしてしまいました。
とてもいい感じに撮っていただきました。この旅イチのお気に入りの写真です。
ずっとこの景色を見ていられるなあと思っていたのですが、帰りのバスの時間もあるのでほどほどにして周辺を散策することに。
この辺りを歩いてみて分かったのは、とりあえず「最北端」のバーゲンセールが行われているということです。一例を挙げますと、
最北端の食堂!最北端の宿!!最北端の自販機!!!(ゴリ押し)
とりあえず何でも最北端にしておけばOK感がすごい。まあ実際僕はそれを面白がって写真をパシャパシャ撮っているわけですが。。。
また、近くに小高い丘みたいなのがあったので上ってみました。
奥に小さく見えているのがさっきまでいたモニュメントです。ここから眺める最北の景色も非常に良い。
この辺りにもなんか銅像とか昔の建築物があったりしたのですが、歴史はよくわからんのでスルー。
再び下に降りて今度はお土産屋さんを物色。海産物系がメインの品揃えでしたが、目についたのは「日本最北端到着証明書」です。名前の通り最北端に来たことの証明となる代物で、一つ100円と安いので迷わず購入しました。これはいい記念になります。
こんな感じで帰りのバスの時間になりました。
将来、ここで見た景色を忘れることは無いと思います。少し大変ですが、みなさんにもぜひ行ってみてほしいです。
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最後の夜
宗谷岬からバスで稚内駅に戻ってきまして、ホテルにチェックイン。
この旅最大のお楽しみを終えたわけですので、あとはひたすらに飲み食いしてウェイwするだけです。
ホテルの大浴場で早朝から動いた疲れを癒した後、空腹に耐えかねた僕は少し早めの夕食を探し求めて外へ。
稚内といえばウニが有名なイメージがあります。ホテル周辺の飲食店にも「ウニ丼(時価)」というヤバそうな文字列が見受けられましたが、あいにくウニは高い金を払って食べたいと思うほど好きではないのでここではパス。
軽く周辺を一周した結果、「ボリューム亭」という洋食屋さんに入店。稚内まで来て洋食とか魔剤?wと思われるでしょうがこのときは海鮮料理よりも気を惹かれてしまったのです。許して。
店内は薄暗くお洒落な雰囲気で、地元の男性客と思われる人がちらほら。メニューとにらめっこして悩んだ挙句にポークソテーとライスを注文。
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贅沢な最終日朝
この旅最後の起床。
この日はあいにくの曇り空。昨日のうちに宗谷岬に行っておいて正解だったなあと思いながら、眠気覚ましに朝風呂をいただきました。
朝食を食べに一階へ。実は最終日ということで結構いいホテルに宿泊しておりまして、朝食も豪華な内容に。
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残された時間はあと僅か
今日で北海道といよいよお別れ。15:30に稚内空港から羽田空港に飛び立ち、埼玉の実家に帰ります。
そのために14:10の空港行きのバスに乗る予定ですが、それまでまだ時間があるのでとある場所に向かいたいと思います。ホテルに荷物を預けていざ。
バスに乗り込んで向かうはノシャップ寒流水族館。日本最北端の小さな水族館です。
バス停「ノシャップ」で下車し徒歩数分のところにあるようです。水族館……の前にすぐ近くにノシャップ岬があったのでまずはそっちに。
イルカのモニュメントがありました。沼津の三津シーにあるイルカのモニュメントと似てません???(一部にしか伝わらない)
見晴らしはとても良かったですが曇り空&強風で海は荒れ模様。残念。
後で調べて知ったのですが、ここは夕日を見るスポットとして有名らしいです。昨日の夕方は時間があったので来ればよかったかなあと思いました。
さて改めて水族館の方へ。入館料は500円とお手頃価格。
園内は広くはないですが展示に色々工夫がされていて子供連れでも楽しめるだろうなと感じました。ローカル感が僕は大好きです。
ペンギン・アザラシのショーも開催されていましたが、小さな水族館ゆえとても間近に見られました。ちょいちょい言うことを聞かなかったり、ジャンプの高さが全然足りてなかったりと、芸が未熟なところもまた見ていて微笑ましかったです。
また、入口近くには大量のアザラシくんたちがいて100円で餌やりが出来るのですが、これが結構面白かったので個人的にオススメです。
アザラシに餌あげるの思ったよりエキサイトしてわろた pic.twitter.com/aApGW8I5Pm
— れーにあ (@re_niananan) September 14, 2019
Twitterに動画も挙げてあるので是非。血の気が多くて思わず笑っちゃいました。
更に隣には科学館が併設されていて、水族館の入館料でこちらも見学することができます。奥の方には南極越冬隊の試料が展示されている倉庫もあって、こちらはなかなか見応えがありました。
一通り回り終えたので退館。小さいところなので一時間もあれば十分に満喫できました。バス停に戻りましょう。
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サプライズゲスト登場
それはノシャップ寒流水族館を満喫し、バス停まで歩いている途中のこと。何の変哲もない道に突如そいつは突然現れました。
鹿?!????!??
めっちゃナチュラルに佇んでいるのびっくりするからやめて欲しい。奈良公園のそれとは違って人に慣れているのか分からないのでどういう動きをされるか不安でしたが、勇気を出して近づいてみることに。
デカいな?(汗)
めっちゃ体が大きいし、何より角が立派で威圧感がすごいのですが……。
草むらでじっとしてこっちを睨んでいたので、写真だけ素早く撮らせていただき退散しました。山でもない人間の生活圏でこんなのと出くわすとは……さすが北海道。
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ご帰宅の時間
バスに乗って稚内駅に戻ってきました。もうこの後の予定は飛行機に乗って帰るだけです。寂しい。
朝にいいものをたらふく食べたので昼食はその辺の食堂で軽く済ませ、追加のお土産を購入し、空港行きバスに乗り込みました。
稚内空港に到着。
窓側の席を取っていたので、雲の上の景色を存分に楽しみました。
約二時間のフライトで羽田空港に到着となります。仙台から何十時間もかけて稚内まで行ったのに、帰りは東京までわずか二時間。飛行機すげえ。
あとは電車で実家まで。
…の前に、埼玉県民の植民地「池袋」でこの旅最後の晩餐としましょう。食べるのはもちろんラーメンだよねー。
どうでもいい情報ですが、僕はライブ等で東京に遠征に行くと高確率で家系ラーメンを食べます。武蔵家最高。
飯も終えたので、某TJ線で完全帰宅。一週間お疲れさまでした。
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旅の総括を最後に軽く
計8日間と自分史上でも最大日数の旅程でしたが、天候にも恵まれ、案外思い通りの旅が出来たので非常に満足しております。
改めて北海道はデカい。
概算でも総移動距離は1000kmは超えていそうです。総移動時間は30時間ちょいってところでしょうか。
鈍行のプロからしたら7日間乗車できる切符を使ってこれはぬるい!と思われてしまいそうですが、まあ一般人なのでこんなもんです。
総旅費は、計算が面倒なので、まあ10万くらいだと思います(適当)。
旅行中に使うお金(大体食費)はあまりケチらないようにしました。そのための普段のバ畜なのです。
そうそう、今回はグルメ軸で旅をしたので、北海道で食べて美味しかったグルメベスト3でも発表したいと思います。↓
2位:函館のラッキーエッグバーガー
1位:札幌のジンギスカン
海鮮もいいけど、自分はやっぱり肉の方が好きなことが分かりました。
まだまだ食べたいものがあるので、ぜひ再訪したいです。その時には道東も攻めてみたい。
もう書くことも思いつかないのでこれにて北の大地放浪記シリーズ完結としましょう。
初めて旅のブログなるものに挑戦しましたが、旅行中の思い出がよみがえってくるので書いていてもとても楽しかったです(めっちゃ更新サボってたけど)。
次の春休みも旅をすると心に誓うれーにあでした。ありがとうございました。
北の大地放浪記【食に全振り札幌編】
みなさんこんにちは。
早いもので今回で北海道旅四本目の記事となります。これまでの記事は以下のURLからどうぞ。
一本目
北の大地放浪記 【プロローグ、0日目編】 - れーにあの平凡なブログ
二本目
北の大地放浪記【函館たまらん編】 - れーにあの平凡なブログ
三本目
北の大地放浪記【北海道の洗礼編】 - れーにあの平凡なブログ
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無計画な一日の始動
前日に想定以上の疲れを抱えてしまったため、深い眠りについていました。起床したのはn度寝した後の9時を過ぎたころ。
宿についている朝食の営業時間は9時半まで。まあカプセルホテルの安い朝食食べるくらいなら他に美味い物食べに行こう、、、と朝食を諦め重い体を起こして洗面所に向かう僕。
窓の外を見てみると曇り空でパラパラと雨が降っていました。今日は札幌滞在日にしていましたが、必ず行きたい場所が一か所あるだけで、他には特に考えていませんでした。なので今日はまずその場所に向かい、その後室内で雨に濡れずに済むスポットを探して訪問しよう!というプランに決定。
身支度を整えてホテルを出発しました。
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がっかりと噂のアレ
世の中には山ほど観光地というものがあるので、何も特徴が無いよりは不名誉な称号を与えられている方が興味をそそられる人が多いかもしれませんね(そのうちの一人)。
しばらく歩いて札幌時計台に到着しました。
感想:ふつう
もとから期待していなかったのでがっかりはしていませんが、この低い期待値を超えてくることもありませんでした。周りがビルに囲まれていることや、大きさが割とコンパクトなところが「がっかり」と言われてしまう所以なのでしょうか。
まあ立ち寄って写真を撮るだけなら一分もかからないので、興味のある人は北海道に旅に来た際には一目見ておいて損はないでしょう。時計台の中に入るのは有料(金取るのかよ)のようだったので、早々に立ち去りました。
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某声優ご実家訪問
寄り道を終えて札幌駅に着きました。新千歳空港行きのJR快速に乗り込み、千歳駅を目指します。
冒頭でも触れた今日必ず行きたい場所に向かうのですが、その正体は千歳市内にある個人経営レストラン「太陽の恵み」さんです。
何を隠そうこちらのお店は、ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursメンバーのひとり、小原鞠莉役を演じている鈴木愛奈さんのご実家なのです(歓喜)!!!
実家がお店をやっていると知ってから、北海道に行くことがあったら行きたい!と思っていたので今回非常に楽しみにしていました。
11時前に千歳駅に到着。朝食を食べなかったのでこの時間でもお腹が空いています。
さて目的のお店なのですが、駅からは徒歩20分強と少し遠いため、千歳駅前から出ている路線バスに乗り込むことを試みました。しかし電車からの乗り換え時間がややシビアだったので、案の定目的のバス停がどこにあるか分からずに逃してしまいました(無能)。次のバスまでかなり時間が空いてしまうのでやむなく徒歩でお店に向かうことに。。。
20分以上歩いて、ようやくお店を発見しました。
ここがあの鈴木愛奈さん(以降あいにゃと記載)が生まれ育った場所か~~~、とキモオタの笑みを浮かべる僕。帰りの一時間に一本しかないバスの時刻を確認し、いざ入店。
中には同業者(ラブライバー)と思われる先客が一人。そしてお母様と思われる方が出てきて接客してくれました。
とりあえずオーダーを。ここの名物であり、あいにゃおすすめ(メニューにそう書いてあった)のオムライスをお願いしました。
そして料理を待っている間に許可を取って店内の撮影をさせてもらいました。
店内に娘さんへの愛が溢れすぎててすごい(語彙力)。もし自分があいにゃ本人だったらちょっと恥ずかしいと思っちゃうかもしれないレベルです()
そんなこんなで料理が完成。
いわゆる卵トロトロ系のオムライスです。そして写真で伝わってないような気がするのですが、結構大きい。口コミでは、ここの料理はボリュームがあることで評判のようです。
早速いただきましたがとても美味しかったです。そして満腹。というかオムライス自体食べるのが久しぶりだったのですが、やっぱりうまいなあと実感させられました。食後にはお母様にコーヒーをサービスしていただき、またたくさんお話をさせてもらいました。あいにゃの人柄の良さの根源をひしひしと感じました。。。
名残惜しいですがバスの時間があるのでお店を後にしました。また来たい。
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内容の薄い午後
バスに乗り、千歳駅に戻ってきました。さて次にどこに行くかですが、札幌駅と千歳駅の間にある「苗穂駅」の近くにサッポロビール博物館があるという情報を仕入れたので、そこに行くことにしました。
苗穂駅で下車したところ周りは普通の住宅街のようでしたが、その中で異彩を放つレンガ造りのビール博物館を発見しました。
雨が朝よりも強まってきたのでとりあえず館内に逃げ込みました。
ここにはサッポロビールの歴史を学ぶことができる展示があります。ビールの試飲付きのツアーが人気のようですが、思いつきで来て予約もしていないので、一人で展示を見て回りました(一か月以上経ってもう内容忘れた)。
博物館見学を終えて札幌駅に戻ってきました。
どうやら天気予報によると夕方ごろから雨が止むそうなので、そのタイミングで小樽運河を見に行くことにしました。
それまで数時間位ありますが、特に行きたいところもない、外も雨で歩きたくない。ということで駅構内に引きこもることにしました(ニート理論)。
とりあえずゲーセンがあったので立ち寄って北海道勢プレートを回収。岩手以来のプレート回収です。
音ゲーで疲れたので、次に駅構内にあった「横井珈琲」さんでコーヒーを飲みながらゆっくり。というかこれを書きながら思ったけど、さっきこの人昼食後にコーヒー飲んだばかりでは……?
そのあとはお土産屋さんをぷらぷらしたりしていました。
なんだかんだで外の雨は止んで、太陽も沈んでいこうかという時間帯になっていました。小樽運河に行くべく、JR函館本線に乗り込みましょう。片道50分くらいなので、広大な北海道の中であるならば割と近場だと言えるでしょう。
小樽駅に到着。小樽運河へは駅改札を出てひたすらにまっすぐ進みます。そして割と何の前触れも感じずに、目の前に運河が出現しました。
暗くなってくるとガス灯が点いてまた昼とは違った雰囲気になります(昼に来たことないけど)。他の観光客たちは屋形船に乗ったりしているようですが、ソロプレイヤーには向いていないのでスルーして運河沿いを歩きます。
反対側の橋にやって来ました。
よーし……
帰るか!(早い)
滞在時間十分ほどで離脱しました。実際小樽は近場だから来ましたが、そんなに何があるわけでもないんですよね(主観)。
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僕氏、フードファイターになる
宿まで戻ってまいりました。時刻はすっかり夜となったので、夜ご飯を食べに街へ繰り出しましょう。今回のターゲットはスープカレーです。
口コミを調べますが、昨日のジンギスカン同様にお店が山ほどヒット。とりあえずその中で気になったSuage⁺というお店に向かいました。
が、想像以上の行列が待っていました。今日は昼食以降特に何も食べていなかったので、この時点でかなりの空腹状態。まだ他にも候補はたくさんあるのでここはお店を変えることにしました。
次に考えていたお店に到着。少し待っている人はいましたが、すぐに案内されそうだったのでこちらのお店に決定。座っている間にメニューを吟味します。色々ありましたが、今回はオーソドックスにチキンと野菜のスープカレーにすることにしました。
カウンター席に座り、しばらくすると料理が運ばれてきました。
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札幌のやべーイベント
札幌に来て二度目の起床。この日もやや起きるのが遅くて朝食を食べられませんでしたが、まあ今日もその分美味しいものを食べればいい話なのです。
今日は昼過ぎに札幌を出発し、名寄まで向かう予定となっています。朝起きた時点で出発までしばらく時間がありますが、行っておきたかったところが一つあるので最後はそちらで飾ろうと思っています。
やってきたのは、さっぽろオータムフェストです。
こちらは札幌の中心部にある大通公園にて9月頃に行われるイベントで、北海道内の各地から美味しいご当地グルメが集結する食の祭典となっています。こんなものがあると知ったら行くしかないでしょう。
会場にやってきましたが、平日の午前中ながら多くの人で賑わっていました。縦長の形をしている大通公園はいくつかの会場に区分されており、その会場ごとにコンセプトがあるようです。一通り出店をチェックし色々買って食べたのですが、いちいち感想を言うとまた長くなってしまうのでダイジェストでお送りします。
初手にラム肉串&生ビールのセットで優勝
次に昼食要因として帯広豚丼
北海道のクラフトビールを片手にうろつき、海鮮要因としてカニ味噌甲羅焼き
そして〆のデザートに富良野ソフトクリーム
真昼間からアルコールを体内にぶち込むのはやはり快感。
直感だけを頼りに料理をチョイスしていきましたが、非常に満足しました。それと引き換えに財布の中身がみるみる消失していくのも、ここでは仕方ないです。食べたいものが多すぎるので、何回言っても楽しめること間違いないでしょう。
札幌のラストをとてもいい形で締めくくることができました。
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都会から再び田舎へ
宿に戻って荷物を回収。チェックアウトを行い、札幌駅に帰ってきました。14:36発の電車に乗るのですが、まだ時間があるのでバイト先や実家用のお土産を調達した後、駅近にある北海道大学のキャンパスを覗いてみることに。
学部によって違うのでしょうが、こんな駅から徒歩数分のところにキャンパスがあるのは素直にうらやましいなあと思いました(毎日山通い民の嫉妬)。
そんなこんなでお目当ての電車の時刻が迫ってきました。ここから名寄駅までは4.5hほどなので、そこまで大変ではないでしょう。
いかにも観光で来ました、というような飲み物とお菓子を携えて北上していきます。出発してそこまで経たないうちに、窓の外はどんどん田舎の風景へと変わっていきます。
乗り換えは岩見沢駅と旭川駅で二回。旭川駅発名寄駅行きの電車は一両だったのですが、その割に乗客数が多く、今回の旅で乗ったすべての電車の中で一番乗車率が高かったと思います。
やや窮屈な思いをしつつも、特にトラブルなく今日の宿のある名寄駅に到着しそうです。
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名寄ってどんなとこ?
ちょうど19時に終点の名寄駅に降り立ちました。自動改札は無く、駅員さんにフリーパスを見せて外に出ました。
> 誰もいない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
部屋は広くてソファーまである。洗面所やお風呂も十分な広さがあり、一人で使うには贅沢かな?と感じてしまいました。このお部屋に軽朝食もついて6000円台ということで、個人的にはかなり満足しました。
さて夕食がまだだったのですが、フロントで近くの居酒屋さんの割引券を頂戴し、食事メニューも取り揃えているとのことだったので、そこに早速行くことにしました。
入店してカウンターに着席。お品書きを渡されました。
今日のおすすめがいくつかあったので、その中から鶏皮と砂肝の唐揚げ、メインはここの売りだというジンギスカンの煮込みとライスのセットを、そして一応居酒屋なので何か飲もうということでジンジャーハイボールを注文。
まず飲み物が出てきて、それから少しして唐揚げが出てきたのでこれをつまみながらメインディッシュを待ちます。ちなみに砂肝の唐揚げがバチバチに美味しかった。
ジンギスカンの煮込み、着弾。
これは美味しくないわけが無い。早速お肉を一口。
甘辛く煮込まれていてお肉も程よくやわらかい。これは白米掻き込み不可避案件。また七味がかかっていてピリ辛なのが冷えた体に嬉しいです。後半は万能アイテム温泉卵を崩すことでマイルドに味変。最後まで美味しくいただけました。
食事を終え、周囲にはコンビニがあるくらいでやることもないので、この日はここまで。明日の朝が早いので、日付が変わる前にはベッドに入りました。
今回は札幌~名寄の二日間をお送りしましたが、いかがだったでしょうか。
次回の稚内編がおそらく最終回になると思うので、また気が向いたら書き進めていきたいと思います。
北の大地放浪記【北海道の洗礼編】
こんにちは。
今回の記事は三本目となります。前の記事を見ていないよ、という方は下のURLから。
一本目
北の大地放浪記 【プロローグ、0日目編】 - れーにあの平凡なブログ
二本目
北の大地放浪記【函館たまらん編】 - れーにあの平凡なブログ
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函館に別れを告げて
前日に函館を限りなく満喫し、今日は札幌への移動日です。惜しまれつつも宿をチェックアウトしました。
海鮮系以外の朝食が食べたいなあと思い、結果的にスタバに行きました。せっかくなので二階のテラス席で景色を楽しみながら。
函館滞在中はおおむね晴れていたので運がよかったです。
自分用の土産を確保して駅方向に向かっていきます。
スーツケースを引きずって函館駅に戻ってきました。ここから八時間少々かけて札幌を目指します。北海道を電車で長距離移動するのはこれが初めてなのでわくわくしています。
この日最初の電車は普通森駅行きです。
とにかく普通列車の運行本数が少ないので、乗り逃すことの無いようにしなければなりません。
電車内には写真のように普段あまり見ない扇風機が取り付けられていました。座席の近くにスイッチが取り付けられ、乗客がセルフで付けたり消したりするスタイルでした。この日は気温がそれなりに上がっていたのでフル稼働です。
出発してほどなくして、周囲は自然に囲まれていきました。しばらく走ると、突然景色が開けて湖が現れました。
ここには大沼公園という国定公園です。右奥にそびえ立っているのが北海道駒ケ岳
という活火山で、手前に広がる大沼はその火山活動によって出来た湖沼であるそうだ(Wikipediaを見ながら)。観光で訪れる人たちも一定数いるようで、途中の「大沼公園駅」で乗客の半数以上が降りていきました。僕は構わず先に進んでいきます。
出発から一時間半ほどで、終点の森駅に到着しました。駅は海沿いに位置していて景色もなかなかのものでした。
海なし県育ちなので、海があるだけで無条件にテンションが上がります。
次に長万部駅行きに乗るのですが、現在の時刻が12:30、そして森駅の出発が13:44なのでここで一時間以上の待ちとなります。駅前に観光地の類いはこれと言って無いので、ご飯を食べたらそのあとはひたすらに待機です。
しかし名物なら駅のすぐそばで販売しています。それがいかめしです。駅を出て左手に、明らかにいかめしを売っていそうな店を発見です。
さっそくいかめしを購入し、駅の中のベンチで食べるとしましょう。
中には小ぶりなイカが三つ入っていました。イカは味染みばっちりで軟らかく、あっという間に完食してしまいました。
美味しかったですが、さすがにこれだけでは物足りなさを感じたので、近くに唯一あったセブンイレブンで追加の食料を購入。北海道のセブンイレブンではからあげ棒のことを「ザンギ棒」と表記するようです。面白かったので買って食べました。味自体は普通ですけどね。。
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ここまで順調な旅だったが…
待ち時間を潰して、ようやく長万部行きの電車に乗り込みました。札幌に向けてどんどん進んでいきましょう。
一時間ほど乗車して、長万部駅に到着しました。
……と行きたいところだったのですが、ここで予定が破綻してしまいました。
森駅を出ておよそ20分後、電車は落部駅に到着して止まってしまいました。これまでに特急列車の通過待ちやらで駅で数分待つことがあったので、今回もそういうことなのかなあと思っていたのですが、どうやら何かがあったようです。
車掌アナウンスが入りました。
「沿線火災の影響で当列車は運転を見合わせております。」
火災だとお~~~~~??????(絶望)
詳しく内容を聞いてみると、電線に沿線の木の枝が接触して火花が散っているとのこと。これはまずい。
落部駅というド田舎駅で完全に孤立してしまいました。(Wikipediaで調べたら一日のこの駅の利用者30人らしい。素直に草。)
本来の長万部駅の到着予定時刻は14:55でしたので、とりあえず長万部駅での乗り換え電車を検索しました。
15:26発に乗るのががもともとの予定でした。この時点で東室蘭経由で行くルートは断たれました。となると選択ルートは小樽経由ですが、、、
16:39に間に合わなかったらヤバくね?(汗)
北海道さん電車の選択肢が少なすぎる。20時まで長万部駅にステイは流石に厳しい。
16:39に間に合うには1.5時間位で動き出してもらわないといけないわけですが、、、復旧作業急いでくれ~~~~~~~~~~~~~~~~。
……そして長万部駅に到着。
現在の時刻は……
17時を回りました!!!!!!!(終了)
まあこんな事になると思ってましたよ。結局運転再開には2時間以上要しました。限界しりとりのレートがめちゃくちゃ上がってしまったではないか。
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交渉
ということで僕に残された鈍行での乗り継ぎルートは20時発小樽駅経由のみとなりました。さすがにこれを悠長に待つのは馬鹿馬鹿しすぎる。。。ということで駅員さんのもとに行き事情を説明。
駅員さん側もですよね~、みたいな感じで状況の飲み込みが早かったです。
その結果…
長万部~東室蘭間だけ特別に特急電車に乗せてもらえることになりました。これで以降の東室蘭~札幌間の電車も乗り継げるということで、この作戦で決定しました。対応してくれた駅員の皆さんありがとうございました(泣)。
22時到着ということで予定よりは2.5時間ほど遅れた到着となりそうですが、最悪の小樽経由24時札幌着の線を消せたので全然OKでしょう。
ということで幻の特急に乗り込みました。座り心地良好。
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ラストスパート
一時間乗車して東室蘭駅に到着しました。時刻は18:30となり、外はすっかり暗くなってしまいました。森駅を出て以降何も食べていなかったので、ここで夕食とすることにしました。
急遽の東室蘭でのご飯となったので何があるか全く分かりませんでしたが、駅を出てすぐのところにラーメン屋が見えました。どうやら札幌名物の味噌ラーメンもあるようだったので迷わず入店。
味噌ラーメンと炒飯のセットを購入。函館駅を出発してから8時間が経とうとし、疲れもたまっている中でこの味噌のキリッとした塩分、、、、たまらん(至高)。炒飯も僕が頭に思い描いていたTHE・な炒飯で美味しかったです。紅ショウガついてるのもgood。
完食。次の電車まで待機です。
そういえば札幌の今日の宿のチェックイン予定時刻が20時だったので、遅れる旨の連絡をしました。遅れるときはちゃんと連絡して迷惑が掛からないようにしないとですね。
19:37分発の苫小牧行きに乗り込みました。本当だったらもう札幌駅に着いていたのか……なんて思ってしまいますが考えてももう仕方ないです。進みましょう。
この辺からもう脳が動かなくなっているので、写真が何もありません。苫小牧駅で札幌行きに乗り換えます。ついに「札幌」の文字を見ることが出来ました。長かったなあ。。。
時刻は22時。ついに…
さ っ ぽ ろ え き だ あ !(疲弊)
色々あったけどとりあえずたどり着けて良かった。良かった。
とりあえず一刻も早くお風呂に浸かりたい(切実)。すすきの方面にある宿に向けて歩き出しました。
宿にチェックイン。今回はカプセルホテルにしたのですが、普通のカプセルよりワンランク上のデラックスタイプを予約しました。その部屋がこちら。
普通のカプセルとは違い、ベッドの前にスペースが確保されていたり、入り口脇にかなり大きな個人ロッカーが設置されていたりと、一人旅には十分な内容でした。ただ入口はドアでなくカーテンなので、貴重品の取り扱いだけは気を付けなければですね。
とりあえずスマホの充電が死にかけなので充電しつつ、大浴場に行ってきました。お湯に浸かるの最&高。
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深夜のすすきのに繰り出せ!
お風呂で疲れも癒え、ベッドでゴロゴロしていたらもう日付が変わろうとしていました。このまま寝ても良かったのですが、限られた滞在時間を有効に使うためにも、「ここは行くしかない!」と決心し、外出。
その目的は、ジンギスカンです。
「深夜に食べるジンギスカン絶対美味いだろ(確信)」と一度も食べたことないのに勝手に決めつけてお店に早足で向かいます。
キタキタキタ!
深夜なのもありテンション上がってきました。この間にビールを一口。キンッッッッキンに冷えててバチクソに美味い。
お肉が焼けました。特製のタレに付けて早速一口。
うんめえ。。。(逝去)
羊肉というと臭みがどうとかよく言いますが、何も感じませんでした。さながら牛肉のような美味しさでした。そしてタレも美味いので米が進む。頼んでよかったライスくん。
お肉とライスを勢いのまま完食。しかしブレーキという概念を失った暴走機関車ぼくは、迷わずお肉とライスを追加発注。
そしてこの辺りから野菜にもいい感じに火が通ってきたので、これも交えつつ堪能。二周目でも食欲は衰えることを知らず、余裕の完食。
結果的に一時間ほどで合計3000円ちょい使いました。大した杯数飲めないのに行く飲み放題とかに比べたら5000兆倍満足です。自制心を持たないと気づかぬ間に会計額がすごいことになりそうでした。。恐ろしや。。
こうして激動の一日が終了しました。プランが崩壊しつつも上手く立ち回れた一日だったと思います。電車が止まる試練を乗り越えたからこそ、最後のジンギスカンはより一層美味しく感じられました。
旅は翌日札幌に滞在し、その後更に北上していきます。まだまだ長いので次の記事に続く。