研究も期末レポートも置き去りにして脱仙する【後編】
後編!
前編はこちら~
三日目
特急大雪に乗車
日付は7/19(月)でございます。
まずはホテルの朝バイキングから。
料理のジャンルの分散。。
この日は2限の時間にオンラインでの講義があったため、駅イオンの中のスタバで受講してから行動開始。
特に目的はないのですが、せっかくフリーパス圏内なので特急大雪で終点の網走駅に行ってみることにします。
石北本線はなんだかんだ初乗車です。
特急で乗車時間が4時間弱、運賃が片道約8000円のロング路線なので北海道の広さを改めて感じることが出来ます。
途中の遠軽駅では北海道で唯一?らしいスイッチバックを行って、網走駅に着きました。
50分後の反対方向の特急で引き返すので、周辺を散策。
網走でちょい有名な宿の民宿ランプさんに行ってみます。
駅を出て西に向かうと、宿への道中には警報機も遮断機もない第4種遮断機があります。
踏切手前の圧倒的デンジャラス感。
実際に踏切を渡ってみると、列車が来ていないのは目で確認していながらも、なんだか不安な気持ちに駆られました。警報機、遮断機の存在の大切さを改めて感じます。
踏切を抜けて少し歩くと、目的の民宿ランプに到着。
機会があれば宿泊してランプパンを食べてみたいところ。
監獄に行くのと、砕氷船に乗って流氷を間近で見てみたいので、網走は要再訪です。
セコマでガラナを購入し、今度は反対方向の特急オホーツクに乗り込んで脱獄です。
はじめての北見
18時過ぎに途中の北見駅で下車。今日はここで泊まります。
北見市は道内で人口トップ10に入るくらいのまあまあ大きな都市ですが、北海道旅で訪れている人はあんまりいない?印象です。
今回北見に泊まることにしたのは、「北見で羽伸ばしキャンペーン2021」という宿泊助成キャンペーンをたまたま見つけたためです。
このキャンペーンを利用して、約4000円で朝食付きシングルルーム&夕食券2000円分という破格設定での宿泊が出来ました。
現在はコロナの拡大に伴ってキャンペーンは中止しているようですが、もし再開したら利用してみてはどうでしょうか。
北見はカーリングの盛んな都市で、平昌五輪でカーリング女子「LS北見」が銅メダルを獲得したことも記憶に新しいですね。
さて夕食券をいただいたので早速夕食を食べに行くことにします。
ハイパーひとり焼肉
北見は焼き肉の街としても有名で、中心街には焼き肉屋がひしめき合っています。
特にホルモンが美味しいらしく、これは食べずにはいられない。
「狸小路」の文字を見てここは札幌か?と一瞬錯乱させられました。この路地を進んだところにある焼き肉屋さんにいざ入店。
店内にはお客さんは1組だけで、私はカウンターに着席。
とりあえずサッポロクラシックとお通しの豚足を嗜みつつ、お肉を待ちます。
オーダーは、定番の盛り合わせと自家製ベーコン。
盛り合わせは、ホルモンをメインに9種類のお肉が鎮座。ホルモン無知勢なのでどれがどこの部位なのかさっぱりですが、うまいのでヨシ!
自家製ベーコンは、カウンター目の前にある燻製機で毎日燻製したものを提供しているようで、香りが良くジューシー。
一通り食べた後に追加発注。
牛サガリと肉寿司。
牛サガリは見た目は普通の赤身肉のようですが、横隔膜付近の部位で一応内臓系に分類されています。なのでしっかり焼きましょう。
北見では割と定番らしく、私自身もとても気に入りました。
肉寿司は2貫980円と高級ながら奮発。
おいしかったけど、肉はやっぱ焼いた方が美味い派ですね。
焼き肉で満足してこの後はホテルでゴロゴロして寝ました。
四日目
道の駅おんねゆ温泉へ
この日も朝バイキングからスタート。
この日はまずバスで道の駅おんねゆ温泉へ向かうことにしました。
といっても温泉に浸かりに行くのではなく、その近くにある北の大地の水族館と北きつね牧場を訪問します。
北見駅から北見バスに乗車。乗客はまばらです。
途中の留辺蘂(るべしべ)駅に着くころにはその数少ない仲間たちも全員いなくなってしまいましたが、代わりに同業者っぽいソロ旅人が乗車。
結局終点までの道中はその人と二人っきりでした。
水族館【定期】
バスを降りてまず向かったのが北の大地の水族館。
こちらの水族館は淡水魚を専門で展示しており、規模感は小さいながらも人気の水族館です。
入館してまずコロナ関連のための個人情報記入スペースに移りますが、その前の壁はこう。
スタッフ紹介の掲示物の右下に館長が出てくるボタンがあります。
twitterでも流れたりしているので、知っている人もいるかと思います。
押せば館長が出てきます。
これが影響してか、北の大地の水族館とgoogleに打ち込むと予測変換の二番目のワードは館長です。
ちなみにこの日の館長のtwitterをチェックしたところ、ちょうどワクチンを打った日だったらしく、館長を呼び出すのはやめました。まあ元々そんな勇気ないですが。
入ってすぐのところにあるのがここの名物の一つの滝つぼ水槽。水槽の中に滝を作り、激流の中を泳ぐ魚の姿を下から見ることができます。
また、別の名物として幻の魚イトウも飼育されています。
どう森でも釣れるので存在自体はそこそこ認知されているでしょうか(私はおい森どまりなのであつ森にいるかは知らん)。
北海道にしか生息していない日本最大の淡水魚ですが、ここにはかなりの数が飼育されていてびっくりしました。
そしてこういうローカル水族館の楽しみといえばやはり魚の紹介のための掲示物です。
ここはかなりひとつひとつの掲示物の質が高く、魚たちの知識も自然と入ってくる感じでとても楽しめました。
今年5月には鳥羽水族館に行きましたが、やはり個人的にはこういうコンパクトな水族館の方が好みだなあと感じました。
癒しのキタキツネ
水族館を満喫したあとは、川を挟んで向こう側にある北きつね牧場にお邪魔しました。
全体的に色褪せすぎでは…?という感じですがちゃんと営業中。
狂気。
さて入場料を支払い中へ。
キタキツネは「North fox」ちゃうんか?
Wikiで調べた結果どうやらキタキツネはアカギツネの亜種らしい。
思っていたよりうじゃうじゃキツネたちが。
人にも慣れているようで撮影したくらいでは全く動じず、みんなボケーッとしています。
さりげなくタヌキもいます。
人が歩く用の道にすら転がっています。無防備すぎる。
こんな感じでただキツネたちがのほほんとしているだけなのですが、不思議といくらでもいられちゃうような空間でした。ただ帰りのバスの時間なので無念の離脱。
羊と麦
北見駅から特急大雪で旭川駅、そこから特急ライラックに乗り換えて一気に札幌まで大移動。気が付けばもう日が傾いてきました。
カプセルホテルにチェックインしてまず、併設のサウナへ。
余談ですがこの一年くらいで私氏すっかりサウナーになってしまいました。いつもは一人で黙々と整っていますが、コロナが落ち着いたらサウナ仲間を見つけたいです(絶賛募集中)。
汗を流したところで、北海道旅で恒例のジンギスカンへ。
特に何も調べずフィーリングで入店。
店内は常連さんが二組のみ。少しお邪魔かなあ、と思いましたが女将さんが親切な方でとても心地よく食事を楽しめました。
ジンギスカン+ビールは言わずもがな神。
普段お酒を飲まない私ですが、北海道で嗜むこのセットだけはやめられません。
このあとは北海道内に蔓延るラーメン屋、山岡家で〆。
ブログを書きながらセルフ飯テロを喰らっています。つらい。
さてここまで来れば今回の北海道旅はほとんど終了です。
充足感と寂寥感をともに抱きつつ就寝。
最終日
新千歳空港はいいぞ
最終日も(以下略
チェックアウト時間まで無限ゴロゴロののち、快速エアポートで札幌を離脱。新千歳空港に戻ってまいりました。
予約のフライトは夕方ですが、新千歳空港は住めるレベルで充実の設備が備わっているのでノー問題。
ターミナルビル4階の新千歳空港温泉にやってきました。
そうです。サウナに行くのです。
ここのサ室は80℃台と低めな設定で、上段で長めに座っていないと整いづらいなあという印象でした。悪くなかったですが、仙台のいつものサウナが安定やな、と感じました(需要無しサウナレビュー)。
チキンカツ定食(カツ2枚米パン盛り)で腹を満たし、渇いた喉にサッポロクラシックを流し込む。そうそう、こういうのでいいんだよ。
ターミナルビルの同フロアには映画館にゲーセンもあります。仙台空港さんもここまでとは言いませんがもう少し時間を潰せる施設を増やしてほしいです。
このあと桃で仙台に飛び立ち、旅は終了。お疲れ様でした。
まとめ
行きの飛行機が遅れるトラブルはありながら、目的をすべて達成できたので満足満足。