北の大地放浪記【函館たまらん編】

こんにちは。

今回は盛岡~函館の記事となっています。

まずは青森へ

つなぎ温泉の旅館で朝を迎え、早速朝ごはんをいただきました。

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宿の朝食

 

品数豊富でとても満足な内容でした。この先栄養不足な食生活になることが予想されるので嬉しいですね。

 

つなぎ温泉からバスで30分、盛岡駅に戻ってきました。ここから北上していくわけですが、ここから乗るのは、IGRいわて銀河鉄道及び青い森鉄道です。

青春18きっぷで東北を移動したことのある方は分かると思いますが、これらは18きっぷでは基本乗ることの出来ない電車となっています。18きっぱーにとって岩手県青森県は難敵です。しかし僕が今回使用している北海道&東日本パスでは乗車可能らしいです。やったね。

 

ということで、早速IGRいわて銀河鉄道に乗車しましょう。

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終点の金田一温泉駅八戸駅行きに乗り換えるついでに昼食にしようかなあとスマホで調べていたのですが、どうやら駅前に何もない感じだったので途中の二戸駅で降りることにしました。

二戸駅は東北新幹線の停車駅でもあり、小綺麗な感じの駅でした。

ちなみに二戸市岩手県のてっぺんあたりに位置しています。 

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 体感的に岩手県の時間がまあ長いこと。さすが都道府県の面積ランキング第二位というところでしょうか。この感覚は鈍行で静岡を横断しているときのそれと通ずるものがあります。

早めの昼食にラーメンを食べました。特にラーメンの気分とかではなかったのですが、駅前で開いてる店がこのラーメン屋と謎のハンバーガーショップ(異常に安い)しかなかったので仕方ないです。牛骨を炊きだしたスープらしい。普通にうまい。

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短角牛ラーメン

腹も満ちたので先に進みます。八戸駅まで進み、次に乗り込むは青い森鉄道です。青森駅行きに乗車しましょう。

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ようやく青森県に突入。青森駅で下車です。

いよいよ北海道上陸

ここから函館に向かうわけですが、主な手段は新幹線かフェリーのどちらかでございます。今回使っている北海道&東日本フリーパスは新青森新函館北斗間の乗車に限り、特急券(3930円)を購入することでフリーパスが乗車券代わりとして使えるということで、せっかくなので新幹線に乗り込みました。

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青函トンネルを抜けて、いよいよ北海道に突入!新函館北斗駅で下車し、函館駅行きに乗り換え。

函館駅到着!(写真撮り忘れた)

 

到着は17時ごろとなりました。とりあえず歩いてベイエリアに位置する宿に向かいチェックイン。函館に来るのはなんやかんや三回目なので地図を見ずに迷わずに移動できるようになりました。

昼食が早い時間帯だったのでおなかが空いたなあになったので、すぐ近くのラッキーピエロに入店。

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このチャイニーズチキンバーガーのセット、本当に美味いんだよなあ。。

ハンバーガーももちろんですが、サイドメニューの「ラキポテ」はポテトの上にホワイトソースやらデミグラスソースやらがかけられていて、これもまた侮れない美味しさなのです。 

またこちらのベイエリア本店さんは「ラブライブ!サンシャイン!!」二期で登場した店でもあります。この店構えを見るだけでルビィちゃんが泣きながら店を飛び出すあの基〇外シーンが思い出されます(一部にしか伝わらない)。

 

このあとビアホール的なところに行って地ビールの飲み比べセットとソーセージ盛り合わせを堪能。

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あ^~いいっすね^~

4種類のビールひとつひとつに香りがどうとか苦みがどうとか色々説明書きがあったのですが、そんなに味覚が優れていないのでよく分かりませんでした(飲み比べの意味が無い)。まあ味が違うということは何となく分かるんですけどね。。

再来

いい感じに酔って宿でゴロゴロしていたのですが、夜10時を回ったあたりでまた小腹が空いてきました。そういえば、ラッキーピエロって割と深夜まで営業してるんだったっけ………

 

 

ラッピ、行くかあ(池沼)

 

 

ということでこの日二回目のラッキーピエロに行きました。自分が美味しいと思ったものは何回食べてもすぐには飽きないタイプの人間なので。

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ラッキーエッグバーガーとガラナをオーダー。ガラナってなんとも形容しがたい味ですよね。個人的には割と好みです。

ラッキーピエロと言えば最初に食べたチャイニーズチキンバーガーが一番人気ですが、パティが入っているTHE ハンバーガー系を食べたい人はこっちの方がいいかもしれないです。

このあと宿に戻って翌日のプランを練り、就寝しました。

市電でマイナースポットを巡ろう!

 旅行三日目のこの日は移動はせず、函館を巡る予定を立てていたので、朝起きて早速動き出しました。

しかし僕自身函館に来るのが三回目であるため、いわゆるメジャーな観光スポットであるベイエリア周辺や五稜郭にはすでに行ったことがあります。そこで今回は函館市電を利用して「函館の観光地といえば?」と聞かれて誰も解答しないであろうスポットを巡ることにしました。

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自分の宿の最寄り駅は「大町駅」だったので、いくつかの駅で途中下車しながら一番端っこの「湯の川駅」への到着を目指すことにしました。

函館市電一日乗車券を600円で購入。一回乗るごとの運賃が200円ちょいなので、1日に3回以上乗る予定の人にはお得です。一日乗車券は電車の中やコンビニでも販売しているので気軽に購入ができます。

大町駅から市電に乗り込み、函館駅前駅を通過し、「新川町駅」で下車。

こちらの駅のすぐ近くにありますはこだて自由市場を訪問です。函館と言えば朝市も有名ですが、有名なのは函館駅前にある観光客向けの市場です。こちらはどちらかと言えば地元民が利用する市場で、規模もこじんまりとした感じです。

とりあえず朝ごはんがまだなので、中にある食堂で朝ごはんをいただきました。

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市場で食べたイカ刺し定食

この日はイカが不漁なので値段を通常の100円増しで提供するとのこと。旅行中は金銭感覚が麻痺しているので100円くらいは誤差みたいなものです。

食事を終えて、市場の中をぐるぐるします。実家用にいくつか海産物をピックアップしてクール宅急便で送りつけました。空輸なので送料がまあ高いですが気にしません。

自由市場をあとにして、市電に乗り先に進みます。観光客がわんさか降りていく五稜郭公園前駅の一つ先の「杉並町駅」で下車します。

禁断の女子校に潜入

こちらの駅で降りて訪問するのは、遺愛女子中学校・高等学校です。名前の通り、女子校です。hshsしてきたな。

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門を通れば女の子パラダイス

まあもちろんただ女子学校に犯罪を犯しに行ったわけではないです。というのも、こちらの遺愛女子中学校・高等学校は1874年にアメリカ人宣教師夫妻によって設立された、東北以北で最古の女子校なのです。また、校内にある本館や旧宣教師館が国の重要文化財に指定されたりもしています。

恐る恐る敷地内に足を踏み入れました。入口すぐ近くの警備室で名前や住所などを記入して敷地内見学の許可を得ました。警備員さん、「こいつ仙台から函館に来て女子校見学とかマジかよ…」とか内心思っていることでしょう。

許可を得たものの、女子校内を一人で歩いているのは罪悪感や緊張感がすさまじいものです。オタク特有の早足で奥に進んでいきます。

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旧宣教師館(通称ホワイトハウス)を無事に発見。ちなみに僕以外の見学人は0人でした。もう一つの重要文化財の本館は残念ながら改修工事中でした。

 

敷地内の見学を終えて外に出てきました。変な汗が止まらない。幸いにも生徒の方と遭遇することが一度もなかったので、校内で犯罪者としての噂が広まったことは恐らくないでしょう…。

終点へ

 杉並町駅から再び市電に乗車し、終点の「湯の川駅」まで向かいます。この日は9月の北海道としてはかなり暑い日だったのですが、電車の冷房が稼働していなかったのでなかなか汗が収まらなかったです。一応半ズボンを持ってきていて良かった。

駅を降りてすぐ近くにあった湯倉神社に行ってみました。

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たまたま何かの祭りをやっていたのですが、全然賑わっていなかったので少し寂しい気持ちになりました。お賽銭を入れて無難にこのあとの旅の安全を祈願してきました。

「なでうさぎ」というものを横に発見しました。どうやらこのウサギの像の頭を何かの効用を得られる、というものだったのですが、肝心のその効用が何だったかを忘れました。まあ多分いいことが起こるでしょう(適当)。

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なでうさぎ

また、こちらの神社はおみくじの種類がとても豊富でした。神社行くととりあえず思考停止でおみくじ引くマン僕としては嬉しいです。一つ購入したところ大吉を見事引き当てることができました。 

 

言い忘れていたのですが、湯の川は温泉街として知られる地域です。温泉街方面へは徒歩で駅から10分ちょいですので、次はそちらへ向かいました。

温泉街に着いて、函館市熱帯植物園に入園しました。入園料は300円とかなり良心的です。

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入口入ってすぐ左側にはなぜかサル山があります。しかも結構サルの数が多い。冬場になるとサルたちが温泉につかるところを見ることができ、人気のようです。サル鑑賞はそこそこにして、メインの植物園の中に入ります。

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植物園内はサボテンやブーゲンビリアなど、熱帯植物が所狭しと並んでいました。また、亀、鯉、インコなどの生き物も展示されていたりと、隠し切れないローカル感がありつつも楽しく鑑賞していました。というか、北海道で熱帯植物ってちょっと不思議ですよね。沖縄で水族館に行ってホッキョクグマを見ているような気分です(伝われ)。

 

なお温泉街なのに肝心の温泉には行きませんでした。

 

以上で市電によるマイナースポット巡りは終了しました。逆方向の電車に乗り込みスタート地点に戻りましょう。ここで時刻が12:30頃だったので、電車内で昼食をどこにしようかスマホで物色を始めました。

結果的に五稜郭近くの居酒屋でやっている海鮮丼のランチに伺うことにしました。

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乗っている具材はサーモン、マグロ、えんがわ、いくらで700円です。安いし味もgood。口コミで人気だったので並んでいるかな~と思っていたのですが、幸いにもすんなりと店内に入ることができたのでラッキーでした。

 

昼食を終えた僕は一度宿に戻りシャワーで汗を流し、疲れたのでしばらく休憩した後、次の目的地に向かいました。



鹿角姉妹の実家訪問

まずは、八幡坂を上ります。

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坂の上からの景色は相変わらずきれいです。この辺りには名前の付いた坂がわんさかあるのですが、一番有名なのはこの八幡坂です。

この八幡坂を上りきって右に曲がって進むと右手に見えてくるのが目的の菊泉さんでございます。 

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1921年に建てられたという、趣のある建物が目に留まると思います。喫茶店としてぜんざいやパフェなどの甘味を提供する他、オムライスなどの食事メニューも揃っているので、ランチとしても観光途中の休憩としても利用ができます。

そしてこちらのお店は、「ラブライブ!サンシャイン!!」二期にAqoursのライバルである姉妹スクールアイドルSaint Snowの鹿角姉妹の実家のモチーフとして登場したお店なのです。

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実際にアニメで登場したシーン

この他にも、八幡坂を上って目の前にある函館西高校は鹿角姉妹の通う高校のモチーフであったり、このすぐ近くにある旧函館区公会堂は劇場版でSaint Snowラブライブ!決勝で歌うはず予定であった楽曲「Believe again」を披露した地であったりと、いわゆる聖地がわんさかあります(オタク特有の早口)。まあ9割方の人たちは興味が無いと思うのでこれ以上は書かないですが…。

話が逸れましたが、さっそく入店です。入口で靴を脱ぎお座敷に着席しました。

ラブライバーの方はお店に入ってまっすぐ行くと鹿角姉妹の妹理亞の部屋のモチーフとなった部屋があるので、お店の方にちゃんと許可を得てから覗いてみましょう。常識の無いオタクにはなりたくないものですね。タイミング良く先客がいなければ、その部屋で食事も出来ます。ラブライブの話はもう飽きたよって?それな。

 

今回僕はここの名物でもあるくじら汁のお赤飯のセットを注文しました。

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くじらの肉をこういう形で食べたのは覚えている限りでは初めてでした。今までに感じたことのない独特の食感がしました。自分の語彙力ではこれを表現することはできないようです。スープは塩ベースのあっさりとした味わいで、函館特有の甘納豆を使用した赤飯との相性抜群でした。

極寒の冬場に食べたら最高なんだろうなあ…と想像しながら汁を一滴も残さず完食。ごちそうさまでした。次にきたらパフェも食べてみたいなあ。

夜景を見ずには終われない

時刻は夕方。この後にはメインイベントと言っても過言ではない函館山からの夜景を見に行きます。これまで二回の函館訪問のいずれも夜景を見ずに終わったので、今回こそは!という思いでした。

日が沈む時間帯の前後は混むことが予想されるので、時間つぶしにベイエリアをプラプラしたり、ハセガワストアで函館名物のやきとり弁当(といっても肉は豚肉である)とサッポロクラシックを購入して優勝したりしていました。そんなこんなでいつの間にか外は暗くなっていました。

函館山山頂までのロープウェイには、平日にも関わらずたくさんの人が乗車していました。大人往復が1280円で、片道にかかる時間はほんの数分でこれだけの人数が乗っているとなると、、、

いい商売だなあ()

なんてどうでもいいことを考えているうちに頂上に到着。

 

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おお~~~~!

 

写真で見るのと実際に肉眼で見るのはやはり違いますね。普通にめっちゃきれいでした。

あと、これは函館の夜景に行った人あるあるだと個人的に思うのが、

「テンション上がって何枚も写真撮るけど、後で写真フォルダ見返したら大体一緒」

ということですね。でもやっぱり何枚も写真撮りたくなるのが人の性です。大満足で夜景を後にし、下山しました。

 

これで函館に思い残すことは……

夜も深くなっていき、今日の函館観光は特に問題なく行きたいところにすべて行けたので満足!明日からまた先に進むぞ!と張り切っていたのですが、ここで僕氏、

 

ちょっと小腹空いたなあ…

 

などと思ってしまいました。あれ、昨日もこんなことを考えていたような、、、

 

 

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ま た 来 て し ま っ た

 

 

 

しかも食べたのは昨日と同じラッキーエッグバーガー。美味しかったんだから仕方ないですね。なんでこの店函館にしかないんですかね????????

 

本当に最後のラッピを噛みしめて函館編は終了です。長めのこの記事を最後まで読んでいただいて感謝です。

次は札幌に向かいます。次回に続く。